Substituting Plastic Bobbin for Gauze Roll with Paper Bobbin

サステナブルな選択肢へ:紙ボビンを使った医療用品

従来、これまで小さなボビンや糸巻きは、よくプラスチックで作られていました。(図1ご参照)  経済的な面で理にかなっています。これは量産格安な射出整形品でありますが、環境問題の解決とは相反する側面があります。

昨今環境への配慮が高まる中、欧州のある医療品メーカー様からガーゼテープ(包帯)用のボビンをプラスチックから紙素材に替えたいとご相談をいただきました。(図2-包帯用のプラボビンをご参照) この企業様は、よりエコフレンドリーな包装材への移行を検討されていました。

図 1 – 小さなプラスチックボビンの例 (参考画像:Alibabaより、弊社顧客とは関係ありません)

 

図 2 – ガーゼロールの梱包材として使われている、小さなプラスチックボビンの例 (参考画像:ストックフォト、弊社顧客とは関係ありません)

 

いろいろ協議の結果、私共は製造コストの問題に直面することになりました。プラスチック射出整形品は大量生産の結果、紙ボビンに比べてコスト面で大きな優位にあります。そのため、これまで大量のプラスチックボビンを低コストで調達されていた企業様にとって、紙ボビンの価格は割高に感じるかもしれません。

私共の紙ボビンは通常 “巻き芯”, “ズレ防止用側板“ とこの両者を接着させる”キャップ” の三部品で組み立てられている為高コストとなっております。それぞれ別々に製造・組み立てられるため、どうしてもプラスチックボビンよりもコストがかかってしまいます。特に、小さな紙ボビンのキャップは、他の部品と比べて大量生産時のコストが高くなることが予想されます。そこで私共はコストアップの元のキャップを無くする方向で検討を進めました。

                しかし、単純に紙芯と補助板を貼り合わせるだけでは十分な強度が得られないことも懸念されました。必要強度を維持しコスト削減との両立を目指して、私共の紙加工複合包装技術を駆使して、最終的に“紙芯”と“側板”の固定接着方法を開拓致しました。結果、(図3、4-ご参照) 試作品は生産ラインでのテストで十分な強度を確保できたとの報告を得ました。

当、紙ボビンは医療用品向け資材として安全衛生面が重要です。私共はアメリカ食品医療局(FDA)の承認を得た安全な原紙と接着剤を取り扱っております

図 3 M.R.S. Katoによるガーゼロール用紙ボビンのプロトタイプ

 

M.R.S. Katoによるガーゼロール用紙ボビンのプロトタイプ

 

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