紙ボビンに時計保管化粧箱に関わるプラフレームを替えて
紙ボビンは通常物を巻き付ける用途に使われますが、新たに時計の保管化粧箱にも提案させて頂いております。時計包装化粧箱の中には製品保護の為クッションの役割を持つ巻き付け材(便宜上これを時計ピローと呼びます)がついています。(図1 ご参照) 時計ピロー形状には多種あり形を持たない物或いは図1の様に硬質芯を持つものがあります。
図1 クッション付きの時計ボックスの例 (参考画像:eBayより、弊社顧客とは関係ありません)
図2 お客様が現在使用している時計枕の構造フレーム
最近、宝石化粧箱メーカー様からこれら時計ピローに紙製品で且つ硬質固定化材はないものかという趣旨の問い合わせがありました。従来製品はアクリル樹脂とMDF(木質ボード)を使用していましたが(図2参照)、時計のエンドユーザーが欧州の為、欧州環境規制に合致した包装形態に替えたいとの意向です。そこで、私共は二つの紙管を支柱にした紙ボビンの提案を致しております(図3、4、及び5 ご参照下さい)
これまでの紙加工の経験から、時計ピローの創作品はオール紙による製品としてのソリューションを確立提案いたしました。当ソリューションは環境適合のみならず紙ボード、紙管により機能的にもピローの主旨を全う致しております。今後とも私共は、より安定した組み立てのために、提案されたデザインを改良改善をしてまいります。。
図3 M.R.S. Katoによる時計フレームボビンのプロトタイプ
図4 完成した時計枕 (一部カット)
図5 紙製のフレームを使用した完成した時計枕